元郷一里塚 川口市末広1-1
【日光御成街道 元郷の一里塚跡】
国道122号、埼玉高速鉄道の川口元郷駅交差点、その一つ先の交差点左側角のマンション敷地に道路に面して鎮座している。左の碑には古峯神社の銘がある。以前は文房具店だったがマンションに建て替えられて記念碑も置かれた。
下の絵図は国立公文書館所蔵の日光道中絵図で、天保14年(1843)4月の徳川12代将軍家慶の日光社参の行程を示した道中図の一部です。4月13日に江戸城を出発し、13日岩槻、14日古河、15日宇都宮に宿泊しています。岩淵から鳩ヶ谷を経て岩槻までは日光御成街道を、幸手から宇都宮を経て日光までは日光街道をたどっています。
絵図中央の街道右側に武州足立郡元郷村、左側には十二月田村の文字があり、中央の土盛りに「一里塚」と書かれている。それが上の写真あたりだったのでしょう。