【鳩ヶ谷宿】
上図は国立図書館の
日光道中絵図。天保14年(1843)4月の徳川12代将軍家慶の日光社参の行程を示した道中図で、そこから鳩ヶ谷宿の部分を抜き出しました(
→拡大図)。図では現状の「吹上橋」は「坂下橋」とあり、その下に小さくて注釈で「一名吹上橋 長五間」の記述があります。 また、大門宿までは1里25町とあります。橋の近くの
千手院は昭和45年に鳩ヶ谷市坂下町に移転しました。
写真左は県道106号と34号の交差点にあります。
鳩ヶ谷は御成道の宿場として栄えました。享保16年(1731)に市が開かれました。毎月3と8の日に、市が開かれたことから「三・八(さんぱちいち)」と呼ばれて繁盛しました。その市の祭神を祀る市神社があります(写真下の中央)。
昔は川口より人口が多かったと聞きます。
【関連情報】
蕨宿|
鳩ヶ谷八景