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上の鳥居の写真は、千手院が別当を勤める浅間神社。 鳩ヶ谷浅間(せんげん)神社は弘治2年(1556)に勧請された古社で、祭神は木花咲耶姫です。江戸時代末まで山の上に建つ唯一の神社で3,200坪の広大な境内を持つ社でした。 明治政府の小社統合令によって、明治40年に鳩ヶ谷氷川神社へ合社になり一時は廃社となりました。けれども、人々の信仰は厚く、昭和53年旧別当寺千手院により再興されて、同院に祀られていた伝来の御本尊が安置されました。 (千手院掲示物より抜粋) 『鳩ヶ谷八景』なるものが存在します。昭和3年(1928)に選定された鳩ヶ谷の風光明媚な場所ですが、ここ、浅間神社も選ばれています。鳥居の左、古木と並んで立つ石碑には「鳩ヶ谷八景、其の一、浅間山の夕照」と刻まれている。選定してからはや80年以上も経ちますから、ここから眺める夕照も今とは違いさぞかし風流な景色だったことでしょう。 鳩ヶ谷市指定有形文化財の「銅製鰐口(わにぐち)」 |