宗信寺 川口市上青木2-31-8 日蓮宗 長陽山
【宗信寺 施設案内】
日蓮宗に属し、山号は長陽山という当寺は、同宗開祖日蓮の六高弟の一人白蓮阿闍利日興上人により、鎌倉時代の正応四年(1291)3月、ここ上青木の地に創建された富士山光妙寺を前身とする寺です。その後、江戸時代の前期に、武田信玄の家臣であった土屋備前守宗次が、池上本門寺(現大田区在所)19世の日豊上人を中興の祖として招き、現在の地に建立したものです。
ここ宗信寺には、鎌倉時代に製作された青銅製の磬(けい)が保存されています。磬とは仏教の法要儀式に用いる仏具の一つで、読経の区切りを示す時などに打ち鳴らされ使われるものです。その起源は古代中国の祭礼用打楽器で、後に、仏教とともに仏具として日本に伝えられ、普及したものです。
この磬の形状は、横14.7cm、縦6.8cmで、中央の撞座に八葉の蓮華文様、その左右に、音羽を広げたクジャク→
→ の姿が表裏両面に現されています。また、肩と測縁には「光妙寺」「富士山」「日興」
「上青木」「正応四」「卯三月」の銘文が陰刻されており、日蓮宗開祖日蓮の六高弟の一人として著名な、日興上人との深い関係がしのばれます。
なお、この磬は、鎌倉時代の作として全国でもめずらしくとても貴重なものです。
川口市教育委員会の解説を引用
→川口市文化財リスト
|
日蓮上人 【関連】聖人像特集
三十番神
三十番神は赤羽の法真寺で祭祀が行われた様子を掲載してる |
|
↑ページの先頭