法真寺(北区赤羽西) 日蓮宗
法真寺
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題目塔
【法真寺 施設案内】
本堂|山門鐘楼三十番神堂三蛇弁財天堂
咸得稲荷百度石筆塚
稲附山法眞寺 日蓮宗 本尊:十界曼荼羅
住所:北区赤羽西2-23-3 電話:3909-0007

天正元年(1537)、慈眼大師(天海僧正)の肉弟・證導院日寿上人の開山で、開基は京都山科毘沙門堂跡守澄法親王と伝えられています。慶安2年(1649)に徳川家光より十三石二斗の御朱印を賜りました。現在でも京都では、門跡寺院の格式で処遇されているそうで、京都の公家寺と同等に、塀に二本の白線を入れる権利を持っています。
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【関連事項】 本行寺(川口市)日蓮宗の曼荼羅写真
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岩槻街道から法真寺に向かう入口には題目塔が建っています(写真左)。正面に「南無妙法蓮華経」の題目。左側には日付が二通りあり、
「元禄16年9月13日(1703)稲付山八世・・・」、
「天保14年6月吉辰日(1843)稲付山・・・・・・」とある。
右側には「傳教大師一刀三礼(*注)にて御彫刻、本門薬師如来安置」とあります。
法真寺の開山・開基は天台宗で始まりましたから寺に伝教大師(最澄=天台宗)作の薬師如来が安置されていてもおかしくはありません。でも、日蓮宗の題目塔「南無妙法蓮華経」の横に最澄作の薬師如来像の記述があるのには驚きました。もっとも、最澄は日蓮上人の師匠筋にあたる人ですから、こんなこともあるのでしょうか。

(*注)一刀三礼:仏像を刻むのに一刀を入れるごとに三度礼拝すること。一刀三拝。

法真寺アクセスマップ 法真寺は武蔵野台地の端の起伏に富んだ地形の中に位置する。道路は細く曲がりくねっているし、一方通行になっているので車で行く場合は注意してほしい。岩槻街道にある交番を曲り、道なりに進めば駐車場に付ける。
法真寺は台地の中腹にあり、入口は階段になっているので車椅子などには不向きと言える。
本堂の右手は山で左は谷になっている。その底部に稲付川が流れていたが今は暗渠となっている。谷の向かい側は十条の山で、王子-田端-上野と続く。