興禅院 川口市安行領家401 電話: 048-296-3640  ≪安行八景≫  
興禅院specer
釈迦如来座像(興禅院) specer
誕生仏specer
【興禅院案内】 地図は川口マップ北

《ガイド》
駐車場あり。花と紅葉で有名。シャクナゲ、花菖蒲、アジサイ、彼岸花などが咲き、紅葉もきれい。地蔵を抱えたスダジイの巨木があり圧巻。
弁財天・十三仏・ふるさとの森へは、本堂を右に折れ通用門を出て左折し、その先にある。住職は駒澤大学教授でもある早船元峰氏。
天文15年(1546)に創建。

《交 通》  地図は川口マップ北
SR戸塚安行駅より徒歩15分
◆JR西川口駅東口よりバス、西川04(東川口駅南口行)
◆JR川口駅よりバス、新栄団地行き
「花と緑の振興センター」下車、すぐ

釈迦如来座像(興禅院) specer
上の写真は本尊の釈迦如来、左は誕生仏で、4月8日の花祭りの日に誕生釈迦像が公開される
「天上天下唯我独尊」を現す高さは10センチほどの像です。

木造釈迦如来坐像

川口市指定有形文化財
平成15年3月20日指定
この木造釈迦如来坐像は、江戸時代の貞享4年(1687)に相模国都築群神奈川領白根村(現横浜市都筑区)知行の旗本藤川甚衛門重昌の供養のために、子息によって寄進されたものと考えられています。
檜材造りで、座高は82.6cm、膝張り68.4cmを測ります。彫眼、肉身部は金泥彩、衲衣部は錆地に黒漆で漆箔を施しています。螺髪は群青彩で、眉、髭、瞳は墨彩で描かれ、白目に白色顔料を入れ、鼻穴をかすかに抉っています。右腕は掌を正面に向け施無畏印を、左腕は膝上におき掌を上に与願印を結んでいます。
本像は、像内の材のやつれから、かって荒れた状態で放置された時期があったと推定され、数度の修理の跡が見られます。また、像内に納入口があることから像内に何か納められていた可能性が高いですが、すでに失われてしまっています。定朝様の特徴を良く受け継いだ穏和な作風を見せながらも、形式化が進んでおり、細部に写実的な表現も認められるため、平安時代末の作と考えられます。
川口市教育委員会
  境内案内板より
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山門 《ガイド》
駐車場は山門手前の左の道路を進む下の小僧さんは山門手前右側にいて、「門前の小僧習わぬ経を読む」なのでしょうか。

小僧さん
山門と紅葉 彼岸花
  参道の左側に咲く彼岸花
石彫・観音像 鐘楼

写真左、板碑には観音像が線彫されているようですが、近隣では始めて見た大変めずらしい作品です。
写真上の鐘楼には、かっての関東郡代伊奈家の重臣・富田氏寄進の梵鐘(二代目)が掛けられており、この鐘は音色が麗しく名鐘ととして親しまれていましたが、太平洋戦争時の供出の命により姿を消しました。現在の鐘は三代目となります。
興禅院
 興禅院は、曹洞宗の寺院で瑞龍山観音寺興禅院と号し、鳩ヶ谷市大字里の法性寺の末寺です。室町時代の天文15年(1546)の開創で、開山は助天当益大和尚(法性寺三世)といわれています。本尊は釈迦如来坐像で、『新編武蔵風土記稿』には恵心(源信)の作と記載されており、江戸時代の貞享4年(1687)に第六世住職心如椿牛大和尚の代に、旗本藤川氏によって寄進されたと伝えられています。
 当寺は何度か被災しており、現在の本堂は大正9年(1920)に再建されました。境内には、関東郡代伊奈氏の重臣の墓所があります。また、鐘楼にはかっての富田氏寄進の梵鐘(二代目)が掛けられており、この鐘は音色が麗しく名鐘ととして親しまれていましたが、太平洋戦争時の供出の命により姿を消しました。現在の鐘は三代目となります。
 寺域は安行八景に選ばれており、春は桜、秋に黄、赤、白色の彼岸花、紅葉、他にアジサイ、シャクナゲなど、様々な季節ごとの花が見所となっています。また、本堂左の墓地内のスダジイの大木には、元禄年間のお地蔵様が根本に抱えられており、東側崖下の小さな泉には弁財天が祀られています。1月、5月、9月の9日に弁財天祭が行われます。
     川口市教育委員会 境内案内板より
地蔵と彼岸花 specer 六地蔵

地蔵を抱いた巨木(スダジイ)

抱かれ地蔵
《ガイド》
本堂左の墓地内にスダシイの巨木が5本ある。県指定木ではないが元禄年間の石のお地蔵様を根元に抱きかかえた巨木は迫力があります。
新潟県から福島県あたりを北限とする暖地性の木である。スダジイとツブラジイを合わせてシイノキとよんでいる。秋にはドングリがなるが甘みがあって仲々うまい。昔の人はこれを食用として重宝した。

抱かれ地蔵
抱かれ地蔵

弁天堂 弁財天像

弁財天(興禅院)
  左の同は稲荷社 右の堂が蛇の形をした弁財天を祀る
蛇の御神体伝説では姿は人頭蛇身の神で蛇だと言われる 
弁財天堂specer弁財天参道の旗
ふるさとの森specer放生池
左写真は台地上部のふるさとの森 台地底部の放生池(パワースポット)
【興禅院弁財天の由来】 (説明板を転載)
この弁財天堂は、瑞龍山興禅院付属のお堂として管理されています。弁財天がこの地にいつ頃勧請されたかは詳かではありませんが、寺伝によれば当寺四世の南巌龍昌大和尚は、諸堂宇と寺域の整備に尽力された名僧で、中興の祖と仰がれていることから寛文年間(1661〜1672)頃に冷泉の傍らに小祠を建立したと思われます。当寺に所蔵されている寛政7年(1795)と同10年の記録に弁天講金云云とあり、以前から弁天講が成立していたことが分かります。
弁財天は、インドでは古くから信仰され正しくは「大弁財天功徳天」と申します。始めは農業神として尊崇され五穀豊饒を願い、寿命増益、福徳円満の功徳を念じました。また、日本では音楽の神様としても広く信仰されてきました。また、この地には昔から白蛇の話や、大蛇にまつわる伝説が語り継がれております。弁財天堂も、往時の盛時が復活されつつあり弁財天の御誓願を深く信じて、益々幸福な生活が得られるよう一層のご信心をお勧めいたします。
    弁財天年中行事 祭日 正月9日、5月9日、9月9日
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写真上の蛇のご神体ですが、インドから弁才天が伝来して日本古来の神である稲荷神と結び付き宇賀弁才天となりました。伝説では姿は人頭蛇身の神で蛇だとされている。蛇を祀る寺院は他にもあります。弁財天特集を参照して下さい。

【関連事項】 近隣の弁財天特集ページ
【地元に伝わる伝説】
赤芝新田が沼地であったころのこと。伊奈氏に仕る藤田某が、ある夜この沼で釣りをしていました。すると水面に小さい蛇が現れて、釣り糸のウキにじゃれつきます。しばらくして糸から竿をつたって竿を持つ親指をなめはじめました。薄気味悪くなり、小刀を抜いて蛇を切り捨てたところ蛇はそのまま水中に沈んで消えました。翌朝気にかかり沼まで行ってみると、沼の水は赤く染まり、水面に死んだ大蛇が浮かんでいました。
大蛇を引き上げ切り刻むと、なんと馬3頭分の荷になりました。これを背にした三頭の馬を引いて登った坂が「竜三駄坂」で、いつの間にか「十三段坂」と呼ばれました。
後日、ある男が大蛇の頭蓋骨を貰い受け祀ったのが、安行領家の弁財天であると伝えられています。

近くにある 矢倉稲荷社(興禅院)

矢倉稲荷社(興禅院)
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案内地図

【矢倉稲荷大明神の由来】
いなりとは、稲生(いななり)の音変化したものであり、五穀をつかさどる食物の神、食稲魂神(うかのみたまのかみ)のことを言う。また、食稲魂神の異称である御食津神(みけつかみ)と三狐神(みけつかみ)とを結びつけて、稲荷の使いと信じたところから狐の異称ができたと言われる。
旧矢倉稲荷社は、明和七年庚寅(かのえとら・1770)11月、当山十三世千外洞芳大和尚が晋山(着任)の節、加賀大聖寺藩(現石川県)九代の藩主松平備後守利之公(本姓前田・禄高十万石)の奥方桂林院が、病弱だった嫡子造酒之丞(みきのじょう)公の武運永昌、・福算無窮と、この地方の五穀豊饒祈願のために京都の司家から正一位稲荷大明神の認可を得、社と共に寄進された。矢倉山とは、「由来」この辺りを言うが、旧稲荷社のあった場所は特定されていない。
慶応四年、神仏分離令が布達され、寺院地内の神社存続は禁止され、当山でも天神社・弁財天社が廃社の止むなきに到った。
このたび、当山院の整理に伴い、松平家(前田)の旧恩に感謝して矢倉稲荷社を再建した。
   平成9年5月吉日
   曹洞宗 瑞龍山興禅院 より
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十三佛と千手観音入口 十三仏は台地の上部・下部との斜面を利用して配置されている

十三仏入口
不動明王  :初七日・酉年生
釈迦如来  :二十七日
文殊菩薩  :三十七日・卯年生
普賢菩薩  :四十七日・辰年と巳年生
地蔵菩薩  :五十七日
弥勒菩薩  :六十七日
薬師如来  :七十七日
聖観音菩薩 :百ヶ日
勢至菩薩  :一周忌・午年生
阿弥陀如来 :三回忌・戌年と亥年生
阿閤如来  :七回忌
大日如来  :十三回忌・未年と申年生
虚空蔵菩薩
     :三十三回忌・丑年と寅年生
千手観音菩薩:子年生
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不動明王
不動明王
釈迦如来
釈迦如来
文殊菩薩
文殊菩薩
普賢菩薩
普賢菩薩
地蔵菩薩
地蔵菩薩
弥勒菩薩
弥勒菩薩
薬師如来
薬師如来
聖観音菩薩
聖観音菩薩
勢至菩薩
勢至菩薩
阿弥陀如来
阿弥陀如来
阿閤如来
阿閤如来
大日如来
大日如来
虚空蔵菩薩
虚空蔵菩薩
千手観音菩薩
千手観音菩薩
十三仏と彼岸花
十三仏と彼岸花

ここからは季節の花情報(色々咲きます)

水芭蕉 水芭蕉 水芭蕉
門の左側にある池に咲く水芭蕉
コナラの花 コナラの花 コナラの花
コナラの花(4月初め頃)
梅の花 梅の花 水仙
梅の花 水仙
シャクナゲ シャクナゲ シャクナゲ
シャクナゲ
シャクナゲ展示会
近くの道の駅・樹里安
さくら さくら 菖蒲
さくら 菖蒲
アジサイ アジサイ アジサイ
↑アジサイは参道脇など掲載のマップ参照あれ↓
アジサイ アジサイ アジサイ
彼岸花 彼岸花 彼岸花
色々な彼岸花が見られる
紅葉は見事です。向かいの小林もみじ店は400種の紅葉が見られる

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