多福院 戸田市本町3-4-3 電話:048-441-3221
真言宗智山派寺院の多福院は、亀宝山能満寺と号します。多福院は、戸田城主桃井中務少輔直和(嘉慶2年1388年没、大偲院少イ兵範居士)が開基となり、定顕(応永5年1398年寂)を開山として、永徳2年(1382年)に創建したといいます。北足立八十八ヵ所霊場28番、武州足立百不動尊霊場41番です。
ここの涅槃像は一般の像の姿とは違い、逆向きで左肩を下にして横たわっている。大変珍しい。
多福院
真言宗智山派の寺院で亀宝山能満寺と号します。
江戸時代正保の頃(一六四四〜一六四八)まで旧上戸田村の荒川岸にありましたが、たび重なる大洪水のため今の地へ移ったといわれています。
古記録等はなく詳しいことはわかりませんが、「新編武蔵風土記稿」や伝承によると創建を永徳二年(一三八二)と伝え、戸田の城主桃井直和を開基とし、開山の僧を定顕としています。定顕は、応永五年(一三九八)に寂したとされています。本尊は虚空蔵菩薩坐像です。
境内には、建武二年(一三三五)銘をはじめとする五基の板碑や、天明三年(一七八三)四月造立の石造の地蔵菩薩像などがあります。
(戸田市教育委員会掲示より)
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