長徳寺  川口市大字芝6303  臨済宗幻住派 大智山
長徳寺本堂
【長徳寺 施設案内】
 芝の独立丘陵に位置する長徳寺は、鎌倉建長寺末寺の臨済宗幻住派に属し、山号を大智山という。寺伝によると創建は南北朝時代の貞治3年(1364)、足利基氏の祈願所として僧秀田によって開基されたと伝えられる。
 天正10年(1582)に住寺職となったのが中興の祖・龍派禅珠(りゅうはぜんじゅ・号 寒松)である。この時、寺は栄え絢燗たる文化が花開く。また、天正18年には徳川家康により寺領40国を安堵され、以後長徳寺は徳川家代々の保護を受け、建長寺派の四大柱の一時院として栄えるのである。本寺は慶長年間に2度の火災にあっており、この再建を助けたのが、当時芝村の代官であった熊沢忠勝であった。
  (境内の川口市教育委員会の解説より)
← 写真左は寒松堂の扁額を掲げた本堂
 『元和キリシタン事件と龍派禅珠』は→こちら

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山門 中門
 境内の門を集めてみました。道路につながる山門、その先の中門は扉が閉まっていますが裏側に下の写真の彫刻があります
扉の彫刻
扉の彫刻
仁王門 金剛力士像あ 金剛力士像ん
仁王門と両側に鎮座する金剛力士像、左が吽形、右が阿形
三重の塔 相輪 ビャクシン
ここにも門がある、三重の塔(開山塔)と頂上の相輪 埼玉県指定文化財のビャクシン、鎌倉建長寺の実生
講堂 金剛窟
圓通殿観音堂 上の写真は左が信徒会館、右は金剛窟の扁額を掲げた座禅
場。左の写真は円通殿観音堂、堂内には川口市指定文化財の
三十六歌仙の絵扁額があるそうだ。→川口市文化財リスト
【長徳寺の指定文化財】
指定 名 称
長徳寺のビャクシン
龍派禅珠の墓
※寒松日記及び寒松稿
※龍派禅珠の頂相
※中峰明本頂相
代官熊沢家の墓
長徳寺の獅子頭及び神楽面
長徳寺三十六歌仙絵扁額
 注) ※印の文化財は埼玉県立博物館へ寄託
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龍派禅珠の墓 代官熊沢家の墓
龍派禅珠の墓は左側列の大きな石(市指定文化財) 代官熊沢家の墓(市指定文化財)
阿弥陀如来坐像 石仏
阿弥陀如来坐像 灯籠は竿に三つ葉葵の紋章、銘は「御本城御社御灯籠
寛永十四(1637)丑歴9月17日」、紋章を脇に拡大した

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