安行八景の一つ、安行氷川神社。 ここを訊ねて来たのだが場所が分からず反対方向へ歩いていた。幸い地元の青年が自転車で通り掛かって教えてもらった。人通りもないのどかなところだ。境内の広さは小さい部類だろう。拝殿と本殿で構成された社。大宮氷川神社より勧請したものだろうから、御祭神は須佐之男尊(すさのおのみこと)と寺稲田姫命(くしいなだひめのみこと)。この他に不動明王の像も安置されていると言う。 神社の後ろがかなり広い広場になっているので、子ども達も境内で遊ぶより広場を選ぶだろう。下の写真は神社裏のクスノキ。紀元2,600年(1940)を記念して直径15cmほどの若木を植えたが枯れてしまい、その根から生えた2代目。およそ20年ほど前、神社移動と町会会館を建てるため、40mほど北東から現在のところへ移動した。 クスノキの樹皮は、規則的なたての割れ目が入り、木全体によい香りがします。楠という字は国訓で、漢名は樟(しょう)と書きます。樟脳の樟である。すなわちこの木から樟脳をつくるのです。葉は光沢があり、葉脈は、葉の下方から目立った3本の長い脈が出るいわゆる三行脈となっています。 |
明治40年、字大原の無格社神明社、字宮下の無格社金山社、字宮越の無格社浅間社を合祀したといいます。 | 割れて字が読めない石碑 |