【戸田の水神社】 創立など詳しいことはわかりませんが、正面の「水神宮」の碑には寛政八年(1769)の銘があります。 古くは荒川の端にあったもので、新堤防ができてから移され、川岸に住む人々の氏神様のようになっています。 境内の正面には、「水神宮」や「船玉大明神」(船の守り神)と刻まれた大きな石碑が鎮座しています。また、「山王大神」や、茨城県の大杉神社から勧請した「大杉大神」(航海安全の神)などの石碑も合祀されています。 この神社の祭礼は、7月14日、15日ですが、最近ではその日に近い日曜日に行われています。昔は、その年にはじめて採れたキュウリをこの水神社に供え、この後に荒川に流してからでないと泳ぐことができないとされていました。 平成8年 戸田市教育委頁会 →近隣の水神宮特集 |
|
【地蔵堂】 地蔵堂の創立についてはよくわかりませんが、お堂の建物はかなり古く、市内最古の木造の建造物と思われます。 この地蔵堂は、江戸時代に作られた「中山道分間延べ絵図」にも記されており、建物は小さいのですが、お堂の規模からは不似合いなほど大きな木組みを使用しての虹梁、斗きょう(木偏に共)、木鼻、釘隠しの形など注目すべき点が多い建造物です。 また、お堂の軒には正徳3年(1713)の銘がある半鐘がかかっています(注、探したが見当たらない)。そのほか、境内には享保16年(1731)銘の庚申塔、応永25年(1418)や永禄5年 (1562)銘の板碑などもあります。 平成7年3月 戸田市教育委員会 |
|
旧中山道案内板 |
標識 |
旧中山道は地図の赤い色で表示した道路(約200mほど)が、現在、残存する旧中山道だという。菖蒲川を越えたところからの道筋は、まったく失われて痕跡もないそうだ。 |
木曾街道 蕨之驛 戸田川渡 (溪斎英泉画) 【関連情報】 現在の戸田橋は四代目で、三代目戸田橋の親柱は東京側の一対は板橋区の小豆沢公園に、埼玉側は戸田橋親水公園に保存されている。 →戸田橋の親柱 →旧中山道清水坂 |