三藏院 蕨市中央2-30-10 龍亀山無量壽寺 真言宗智山派
【 三藏院 】
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本尊 正観世音菩薩
足立観音霊場の21番札所
住所 蕨市中央2-30-10
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境内に縁起を刻んだ石碑があったので下記に写しました。写真を撮っていたら寺の管理をしている女性と話ができた。 蕨市北町の三学院の末で、住職は住んでいない。この日は法事が行われたが三学院から坊さんが出張してきたそうだ。
近年、ご開帳が行われてもお参りする人がめっきり少なくなった。仏事なども形式的で人情が薄くなったと感じる、とおっしゃってました。
三藏院の沿革
三藏院は三学院末 龍亀山無量壽寺と号し古い縁起は明らかでない。
新編武蔵風土記稿によれば 「本尊彌陀 開山を恵陽と云示寂の年月詳ならず 古村民川嶋三郎右衛門と云もの堂宇再建せしかば中興の開基とす 天正3年(1573)3月6日卒せりて 法諡無量寺俊儀居士と云 則此法諡をととりて 寺号とせしなるべし 云々とある」
下蕨の部落には 徳治3年(1308)や明応2年(1493)の古い青石塔婆があることから それ以前既に聚落をなしていたことがうかがわれ 三藏院の起源も その頃に遡って考えることもできる。
文政年間に建てられた堂宇は 昭和20年4月13日午後11時頃敵機の焼夷弾により焼失。この時本堂にあった観音堂の本尊も鳥有に帰した。その後昭和26年に仮本堂が建てられたが 篤信の檀信徒によって昭和57年5月耐火構造を新しい伽藍の落慶を見た。
昭和58年8月吉日 (境内石碑より)