実正寺 川口市南鳩ヶ谷3-15-14 真言宗智山派 光照山無量寿院
【実正寺】
住所:川口市南鳩ヶ谷3-15-14
山号:光照山無量寿院 真言宗智山派
本尊:阿弥陀如来
開山は不詳。しかし、中興第1世の僧は宥賢であり、弘治2年(1556)入寂と伝わっているから、古く開創された寺であろう。
本尊阿弥陀如来は恵心とか春日の作とかいわれる。また、何度修理しても左手首が欠けてしまうという伝説の「手かけ地蔵」は弘法大師作との伝承がある。他に、普通の像とは造作が異なる銅製の文殊菩薩像は天竺から渡来した像だそうだ。
また、古い記録では、『薬師堂があり、本尊の傍らに日光菩薩、月光菩薩、十二神将などを安置している。新四国八十八ヶ所の内、讃岐国金倉寺に擬したものである。』とあるが、現在は、写真下の大日殿の掲額が掛かる他に堂はない。
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山門 |
大日殿 |
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六地蔵他 |
阿弥陀庚申塔 |
トトロ稲荷? |
鳩ヶ谷八景碑 |
◆上の写真で、阿弥陀庚申塔は市の有形民俗文化財に指定されている。通常の庚申塔は、青面金剛像が鬼を踏みつぶしている形が圧倒的に多いですから、珍しいと言えます。阿弥陀の印相は来迎印で、両手の親指と人差し指を結んで施無畏・与願印のような形の印です。
◆その隣の「登都路稲荷大明神」はなんて読むのでしょうか。もし、「トトロ」だったら面白いと思いました。
◆その隣は、「鳩ヶ谷八景 其の一 五反田落雁」の銘があります。
『
「鳩ヶ谷八景」は昭和3年に鳩ヶ谷を愛する人々により選定された八ヶ所の風雅の地であり、風景』だそうです。今では当時の景観は想像も出来ませんが...。
(1)五反田の落雁(ここ)
(2)芝川の帰帆(里、南町)
(3)松原の晴嵐(変電所前)
(4)法性寺の暮雪(法性寺)
(5)境橋の秋月(里)
(6)氷川社の夜雨(氷川神社)
(7)地蔵院の晩鐘(地蔵院)
(8)浅間山の夕照(浅間神社)
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