附島女体神社(さいたま市緑区大字大間木字附島1522番)
附島女体神社=つきしまにょたいじんしゃ
市指定有形文化財(建造物)
一間社流造りの小本殿です。身舎の間口が69.0cm、奥行き61.0cm、向拝の出が51.0cmあります。土台上にたち、身舎柱は円柱で、長押で固められています。根上は舟肘木造出しの桁がのります。妻飾りは豕扠首(いのこざす)です。向拝杜は角杜の大面取りで、柱上は出三斗で桁を受けています。身舎とは繋虹梁で結ばれていますが、左右の向拝柱を結ぶ虹梁は省略されています。身舎の正面は板唐戸で、縁板は正面のみに向拝柱まで張られていて、「見世柵造り」となっています。木階はその前面につきます。軒は二重紫垂木で、屋根はこけら葺きとなっています。この建物には建立年代を伝えるものは残っていませんが、江戸時代、初期と考えられます。
浦和市教育委員会(境内掲示板より)