熊野神社(北区志茂)
【熊野神社施設案内】
本殿|
参道・神楽殿・絵馬堂|
末社(水神宮・他)|
神木・梛の木|
白酒祭(オビシャ行事)|
本殿は明治百年記念事業として昭和43年に改築竣工したもの。
この神社は鎌倉時代末期の正和二年(1313)八月、下村西蓮寺の住僧であった淳慶阿闇梨が熊野(紀州)三社権現の分霊を招き迎えて創建したと伝えられている。以来かつて下村といわれた当地志茂の鎮守として信仰を集めてきた。
ここでは二月七日に白酒祭りが行われる。
熊野神社
御祭神 伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)、事解之男命(ことさかのおのみこと)
御神徳 家運隆昌 交通安全 厄除開運等
(由緒)
当社の創建については明かではありませんが、別当院である
西蓮寺の鐘銘に「正和壬子年八月先師淳慶阿闍利従紀州奉勧請熊野三社権現為当郷鎮守」とした旨が彫られています。当時の西蓮寺住職淳慶阿闍利(じゅんけいあじゃり)という僧が紀州(和歌山県及び三重県の一部)より熊野神社権現を勧請して正和元年(1312)八月に下村(現在の志茂)の鎮守として記されています。2月7日には全国でも珍しい白酒祭りが行われます。なお、現在の社殿は明治百年事業として、昭和43年に改築竣工したものです。
末社 阿夫利神社・浅間神社・大六天神社・十二社神社
阿夫利神社 祭神 大山津見神(おおやまつみのかみ)
浅間神社 祭神 木花之佐久夜比売神(このはなのさくやひめのかみ)
大六天神社 祭神 面足之神(おもたるのかみ)
十二社神社 祭神 速玉之男神(はやたまのおのかみ)
御社殿右の末社には 以上四社が祀られています。この社殿は旧熊野神社の御本殿です。これら四社は「講」として、村人が本来本殿に参拝するところ、当時の交通手段では多くの方が出向くことは容易でなく、有志の方によりご本社より勧請し鎮守と一体にして氏子の信仰を仰いで今日まで来ています。なかでも、阿夫利神社祭は、5月7日に五色の御幣を数十本奉納し参冀者家内安全繁栄を願い授与しています。