絵が描かれた列車
荒川上流の荒川土手に停車中の列車 ユニオン電設(株)との文字
絵が描かれた列車
武蔵野線・東浦和近くに停車中の列車
写真上を撮影したのは2012年。川口の荒川土手に建つ善光寺を見学に行った折に、鉄橋近く東北本線に沿った線路で停車して待機している感じでした。
その下の写真は2022年。武蔵野線・東浦和近くの田んぼの中にプラットホームを備えた施設で止まっている列車です。駅ではありません。
何だろうと、車体に書かれた「ユニオン建設(株)」をネット検索したらJRのグループ会社でした。説明文の一説をお借りすると・・
「乗り心地の良い線路状態にするために、夜間、終電から初電までの限られた時間で、大型保線機械により線路の不陸をミリ単位で修繕しています。」

マルチプル・タイタンパー(略称マルタイ)は、多頭型突き固め装置を装備する保線用車両で、歪んだ線路を修正するための車両です。営業列車が往来する線路は徐々に状態が悪化してしまう為、元に戻す必要があります。そこで、元の状態に戻すために欠かせないのがマルタイです。
  「軌間・水準・通り・高低・平面性」の5つの数値が悪化すると、乗り心地が悪くなり、最悪の場合、脱線にもつながりかねません。クランプを用いてレールを持ち上げ、かつガイディングコンピューター(CATT)により、線形を計算し、枕木の下に砂利をタンピングすることにより、レールを正常の位置に戻します。最終的には、作業後に、5m正矢弦の計測輪により、仕上がり線形を計測し記録いたします。レールの持ち上げ〜タンピング(突き固め)・仕上がり検測の一連の流れをスピーディーにできるのがマルタイです。(検索、借用しました)