小円朝in川崎大師
「私は小円朝ってんですが、人からよく『そのうち円朝になるの?』って聞かれるんです。でも、落語の世界で円朝ってのは特別でして。そのかわり家内が保育師してるんで、いつかエンチョウ(園長)になるんじゃないかっ
て、ね」。
深紅の布で作られた高座のうえで小円朝さんが人なつっこい表情で話し始めました=写真1。前座、二つ目、と終わっていよいよの真打登場。20畳敷きほどの広間には深紅のじゅうたんの上に14,5人。後ろのパイプ椅子に同じほどの客がいます=写真2。後で「今日は客に乗せられた」と小円朝さんが語ったように客はみんなレベルの高い聞き上手でした。なにしろ「大師寄席」は30年もの歴史を誇る地元の手作り寄席ですから。
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われらが浮間の小円朝さんの高座を聴きに24日、川崎大師のそばまで行って来ました。 京急川崎大師前駅を降りて「ごりやく通り」をほぼ7分。川中島神明神社まで来ると境内に「大師寄席」の赤いノボリが見えました。会場は社務所の広間。木戸銭2000円を払って上がると青い字のチラシを1枚くれました。「第135回大師寄席」。そこには前座から「金原亭駒春」 二つ目「林家彦丸」そして真打「三遊亭小円朝」の名前がありました。 |
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(写真1) 小圓朝さんは浮間3丁目在住 |