日本の標準的な炭焼窯
木炭は世界各地で生産され大別すると、中国型、中東型、欧米型(近代的)に分けられる。日本の窯は、中国型で排煙口が窯の奥の底に接した所にある。イランの炭窯は窯の上部にあり炭質も違ってくる。
炭焼の歴史は1000年以上で、その地方に適した炭窯がつくられてきた。形態は様々てあるが、重要なポイントは排煙口の位置と大きさである。煙道の大きさは、樹種によりことなりカシ類を焼く窯は煙道の出口が細く、ナラ類は太い。
カシ類はナラ類より炭化しやすいためである。この様に炭窯は地方により多少の差はあるが、ほとんど同じ型式でつくられてきた。
水車公園内の掲示物
前谷津川
水車公園の前には、かつて前谷津川という小川が流れて いました。
前谷津川は、赤塚新町二丁目などの水源から水を集め、 赤塚・四葉・徳丸・高島平を流れ、新河岸川に注ぎ込んで います。早くから生活用水として、また両岸に広がる水田
の用水として利用されてきましたが、周辺の宅地化にとも ない昭和五十九年に暗渠となりました。現在は、その流路 跡の一部が緑道となり、往時の流れを辿ることができます。
顕彰碑は、四ッ葉道が前谷津川と交わる場所(現四葉一 丁目十八番あたり)に架かっていた宮前橋を、大正十四年 に架けかえするにあたって用地の提供をした芳川勇蔵と曾 根田喜之助の二人を顕彰するために、赤塚村の人が世話人 となって建立したものです。
顕彰碑は、橋が川の暗渠化により廃止されてしまうと、 放置され忘れ去られていましたが、現在は橋に近い水車公 園内に移されました。
平成14年3月 板橋区教育委員会