三学院(蕨市)の閻魔像
蕨市北町3-2-4
上・閻魔像、下・奪衣婆像
閻魔ファミリー奪衣婆、十王、赤・青鬼
閻魔写真の左側の生首
閻魔写真の右側の衣類重量で量刑が決まる
三途の川で剥いだ服を掛ける木、頭蓋骨もある
地獄の獄卒・牛頭天王
渡し賃(六文銭)を持たないものの着物をはぎ取り懸衣翁(けんえおう=写真上の右の人物)、それを川の畔にある大樹(衣領樹=えりょうじゅ)に架ける(写真上の左)。その者の生前の悪行により枝のたれ方が異なることにより判断される。亡者が服を着ていない時は、衣服の代わりに亡者の生皮を剥ぎ取るという。閻魔ファミリーには、奪衣婆、十王(秦広王・初江王・宋帝王・五官王・変成王・太山王・平等王・都市王・五道転輪王)と赤・青、地獄の獄卒である上の写真右の牛頭馬頭もいる 。
三学院は真言宗智山派、本尊は木造十一面観音菩薩立像。江戸時代には「関東七ヶ寺」の一つとして僧侶の教育機関であった。三藏法師の霊骨を納めた仏舎利殿金亀舎利塔、地蔵石仏(目疾地蔵・めやみじぞう)、梵字馬頭観音塔などがある。