氷川神社と十度宮
御祭神 須佐之男尊(すさのおのみこと)、寺稲田姫命(くしいなだひめのみこと)
この舟戸の地には、往来より十度宮と呼ばれる石祠が祀られていた。十度宮の名称は、洪水のために何度も流されながら十度この地(現舟戸2−8付近)に戻ってきたという伝承による。この石祠の正面には「奉修造立氷川大明神御神宝前」、また左面には「万治二年(1659)6月15日」と刻まれている。ところが、昭和8年頃中山道の改修工事の際この石祠は、蓮根の氷川神社内に移された。
昭和20年土地区画整理により、志村と戸田の間に舟戸町が誕生した。昭和38年になると土地の住民から神社建設の声が起こり、氏子会が結成されると、当地に社殿を建設し、境内の整備が図られた。翌年には十度宮を当地に遷している。昭和41年5月神社本庁統理の承認を得て、舟戸の氷川神社が創立された。
平成7年、板橋区教育委員会