ドクダミ

ドクダミ


和名ドクダミの名称は、民間薬で毒下しの薬効が顕著であるので、毒を抑えることを意味する「毒を矯(た)める」から、「毒矯め(ドクダメ)」が転訛して「毒矯み(ドクダミ)」と呼ばれるようになったというのが通説である。

5〜6月の花期に根を含めた全草を採取し、一度軒先などで吊るして乾燥してから日干しの後、半陰で完全に乾燥します。また、生の葉が必要な時は、必要量を採取します。
ドクダミは、日干しの乾燥が、速いほどきれいな色にしあがります。
これを生薬(しょうやく)で、十薬(じゅうやく)といいます。
ドクダミの、花部分には有効成分のイソクエルシトリンが多く含まれています。
また、飲む前に、軽く炒ると香ばしくなり美味しくなりますが、長時間炒ったり煮出したりするとタール質が抽出される場合があるので注意が必要です。

ドクダミは、ゲンノショウコ、センブリなどとともに日本の民間薬の代表的なものです。