荒川土手弱点1
《写真上:スーパー堤防が鉄橋の部分で完成していない北区側(右岸)の土手、川口側も同じ状況》
《写真下:鉄橋により未完成の低い部分から正規の土手を写す》   →荒川ぶらり散策
荒川土手弱点2 国の中央防災会議の専門調査会は2007年7月23日、200年に1度の大雨で荒川が決壊した場合、埼玉県川口市や東京都足立区などを中心に、最悪で約160万人が暮らす地域で浸水被害が出るほか、都内では銀座で約2メートルの浸水が予想されるとの浸水想定をまとめた。
五つの想定パターンのうち、浸水が東京都中央区、千代田区、港区まで達するとされるのは、北区岩淵で決壊した場合。都心の丸の内では決壊から12時間ほどで水深1メートルとなり、銀座で2メートル、新橋で1メートル未満となる。(以上)
 その想定で言う岩淵の決壊地点を地元サイトが考えてみると、JR荒川鉄橋の地点だろう。土手はスパー堤防規格でかさ上げされたが、鉄橋部分は以前のままで取り残されている。写真はその部分を撮ったもの。川口側も同様な状態。 この鉄橋をかさ上げするには大変な費用が掛かるのだろうが、このままで済むものでもない。
 荒川は明治43年夏(1910)に発生した豪雨による大洪水で、江戸時代以来の堤防が決壊し、東京を中心に浸水は約27万戸、被災者約150万人という被害を出した。
 政府は抜本的な荒川改修に乗り出した。そして20年の歳月を経て、大正13年に岩淵水門が、そして昭和5年には荒川放水路が全開通した。工事費122万5千円という多大な支出と引き換えに、荒川下流での治水は大きな進展を見たのでした。
今回の想定では前回の大洪水から100年経ちました。危険率は50%とになるのでしょうか?。そして、被災者が160万人の予想です。前回は20年を費やした治水事業をやったわけです。今回のウィークポイントは取り敢えずJRの鉄橋を5メートルほど持ち上げるだけで解決するわけですから対策の規模が桁違いに小さいと言えます。早急に何とかして欲しいものです。

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