山門・鐘楼・板碑
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本堂毘沙門天|山門・鐘楼・板碑|

【山門】
この寺院は、昔はもっと荒川の近くにあったそうだ。度重なる水害や焼失の憂き目のあったが、その度に再興され、現在の位置に移転された。明暦2年(1656)、荒川の大氾濫で当院はすべてが濁流に押し流されたが、仏縁の不思議で本尊は河口から発見された。
浮間から見ると荒川を挟んで「北向き地蔵」の対岸辺りにある。
鐘楼 【鐘楼】
普段は昼、午前11時30分と夕方(夏季は午後5時、冬季は6時)に鳴ります。
大晦日には除夜の鐘として、参詣者の足が遠のくまで響き渡ります。
鐘楼の下に古い石造物が並ぶ。写真右から、一番背が高いのは弘法大師一千年紀供養塔、釣鐘供養塔、地蔵尊、次の屋根の覆う下は4本の板碑が置かれている。
板碑 【板碑】
当院には四本の青石塔婆が、ほぼ完全な形で残されている。
最大のものは阿弥陀種字キリークを深く彫り込んだ弘安9年(1286)のもの。
三具足を飾る来迎阿弥陀図像が見事に陰刻されているものは延徳2年(1490)の作で、夜念仏結衆が満願に当たって建立したもの。
十三仏庚申待供養碑は十三仏の梵字と庚申を併せて刻んだ珍しい遺物である。
石灯籠 三つ葉葵紋

本堂の手前両脇に大きな石灯籠がある。東叡山(上野・寛永寺)の銘があり、笠と火袋に三つ葉葵の紋章がある。慶安五年(1652)松平周防守の文字が読める。錫杖寺にも同じ石灯籠がある。

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