江戸袋氷川神社 川口市江戸3-28-22
【江戸袋氷川神社 案内】
川口市指定無形民俗文化財
昭和47年11月16日指定
江戸袋の獅ナ舞は、川口市江戸・江戸袋地区において伝承されている一人立ちの三頭獅子舞です。これは、宵祭りに拝殿の板の間を踏みならして舞うことから「バッタバッタ獅子舞」とも称され、また4月の村回りに雨にあうことが多いので「泣きむし獅子」などともいわれています.。
この獅子舞は、江戸袋獅子舞保存会によって春4月15日(現在は4月第2日曜日に村内のl各戸を悪魔払いをしてまわる「村祈祷」と、秋10月15日(現在は10月第2日曜日)にオヒマチに五穀豊饒・氏子繁盛を祈念して氷川神社境内で七庭(「三人神楽」「御幣」「花見」「橋掛り」「弓掛り」「ハッピ」「割笛」)が舞われます。
*一人前になるための獅子舞
獅子舞は、雌獅子、中獅子、雄獅子といわれ、その形は龍頭形式に属します。これをかぶって舞う舞手をマイコといい、昔は家の長男が小学校5〜6年生になると加入しました。新加入者をシンナライといい、「三代神楽」から年間1庭ずつ順に習い、最低7年かけて全ての舞を舞いあげました。舞いあがったものの中から、希望者が笛方となり、笛吹きの古参者が保存会の中心となって差配します。
このように獅子舞は、村の次代を担う子供や若者たちにとっては、一人前の大人となるために通過しなければならない学習の場でありました。
川口教育委員会
川口市教育委員会の解説を引用
→川口市文化財リスト
|
左から菩薩形坐像、十一面観音立像、観音菩薩立像、十一面観音立像(大)。
2002年の社殿修理の際に「隠し厨子」から発見された仏像で、平安時代から南北朝時代(794〜1392年)に作られた。 |