常福寺 戸田市中町2-4-11 龍光山不退院 浄土宗 電話:048-441-6328
【常福寺】
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本尊 阿弥陀如来
足立観音霊場の22番札所
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ララガーデンに近いところにある。写真3段目の山門は普段閉まっているようで、右の写真の通用門から入った。戸田市指定の文化財が3点ある。
(1)文政5年(1822)から7年に描かれた「当麻曼荼羅」
(2)徳本上人が記した「名号塔」(写真4段目)
(3)寛政の宝篋印塔(ほうきょういんとう)(同上)
写真下は本堂内を撮影、本尊の阿弥陀如来が燦然と輝いている。その右は、当て推量だが、浄土宗開祖の法然上人像ではないだろうか。屋根の頂上(棟)には三つ葉葵の紋章がある。
観音堂は開扉期間に訪れた聖観音菩薩。境内は静かなたたずまいで、古い石像など点在しているが、ゆっくり散策できる。
常福寺
浄土宗の寺院で龍光山不退院と号します。「新編武蔵風土記稿」によると、開山は晃蓮社天譽万栄といい、永正15年(1518)に寂したと記されています。本尊は、阿弥陀如来です。
当寺には、文政5年(1822)から7年かけて深川の本誓寺沙門了門、礫川巌浄院住持了道によって描かれた「当麻曼荼羅」があります。縦横2メートルの大きなもので、美術品としても立派なもです。また、完成2年(1790)に造立された「寛政の宝篋印塔(ほうきょういんとう)」は旧戸田村の金子家から幕府をはじめ、江戸や京都など各地の79の寺院に一万両余りもの多額の寄進を行い、先祖の供養などをしたことが記されています。
そのほか、文化13年(1816)に徳本上人が独特の書体で『南無阿弥陀仏』と記した「名号塔」が境内の鐘楼のわきにあります。いずれも、市の指定文化財となっています。
平成7年3月 戸田市教育委員会 (境内案内板より)